バイリンガルだからといって言葉が出てくるのが遅いとは限らないということを、以前別に記事でも書きました。
言葉が出てくるタイミングは個人差が強いようです。でも、どの子にも大事なのは言葉のインプットを多くすること。
海外に住んでいて、2歳の子供にしている絵本の読み聞かせ以外にも日本語能力アップに効果があったことや、また先輩ママたちに効果があると聞いて取り入れたいと思っていることについてお話しします。
また、バイリンガルでどっちつかずにならないためにできることなどもお伝えします。
同じように海外でバイリンガル育児をしていきたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。
海外で子供が日本語を聞く・話す機会を増やすには?
日本人の同じぐらいの年齢の子供と遊ばせる
これはとても単純なことですが、我が家の2歳の息子には効果テキメンでした。
最近息子が日本語を話す機会を増やすため、同じような年齢の日本人や日本人ハーフの子供と会わせる機会を多くしてみたんですよね。
大人がちゃんとした日本語を話して聞かせたほうが学べるんじゃないか?とこれまでは思っていたのですが、学び方はそれだけじゃないと気づきました。
子供同士だとそれぞれの子供たちが話す語彙はそこまで多くないものの、お互いが別の子の言葉を真似したりして、お友達と遊んだあとは息子が新しい日本語の単語を口に出すようになりました。
可能であれば、自分の子供よりも少し多く話せる子供と子供同士で会話させるといいのではと思います。
あとは日本人補修校に通わせる、地域の日本人の子供のプレイグループを見つけて入るなども効果ありそうですね。
ただこの方法は海外とはいえ日本人が割と多く住んでいる地域限定でできることですよね。
周りに日本人がいない場合は、子供の日本語を伸ばすのに以下の方法があります。
日本のアニメなどを見せる
小さい子供にテレビを見せることについては賛否両論ありますが、海外在住者にとっては子供向けのアニメなどは日本語を教えるための強い味方になると思います。
ただ、インプットだけで終わらずに子供に話させるきっかけにするには、親も一緒にアニメを見て感想などを子供と話し合う必要はありますね。
我が家の息子は2歳になりたてでまだアニメのストーリーなど理解するのは難しいかもと思っていました。
ですが、周りのバイリンガル育児中のママ・パパたちの話を聞くと言葉の学習に効果的と聞くのでそろそろ取り入れたいと思っているところです。
アニメ・漫画は世界から愛される、誇るべき日本文化でもありますしね。
もちろんアキバ系などと言ってアニメ・漫画文化を笑うような風潮もありますが、海外からも人気が高いのは事実ですし、日本文化、日本語を学ぶ道具として上手に取り入れると子供の日本語学習が楽しくなると思います。
現地語も疎かにしないように気をつけよう
海外在住は数年のことだから現地語は学ばせるつもりはない、という場合は関係ないのですが…
小さな子供に現地語も習得させたい場合、意外と盲点なのが、子供でも現地語は思ったより自然には身に付かないと言うこと。
一見、幼稚園などで現地語を話す分には何も問題がないように見える場合が多いようなのですが。まあ普通に現地語を家でも外でも話す現地の子供に比べたら、語彙など少なくなるのは当然ですよね。
家では日本語という子供は、小学校に上がる前に専門家による現地語のレベルチェックなどがあったりすると、現地語が現地人レベルには達していないという結果になったりもするそうです。
例えばドイツではその場合、小学校に入るのを次の年に送らせたり、現地語レッスンを受けるといった対応を取らされるようです。
けれど、これは一時的な言語の遅れであって、小学校に上がって授業など受けるようになれば、子供はさらに現地語漬けの生活になります。そうなると子供は吸収が早いので、現地語の方が日本語よりも上手くなるということが多々あるようですね。
そのため未就学児の時点で現地語レベルの遅れを指摘されてもそんなに大したことではないかなと思います。
我が家の息子には現地語は幼稚園などで使わせて、家では基本的には日本語、でもたまに現地語でアニメを見るなどしてバランスを取っていこうと思っています。
ちなみに日本のアニメはドイツでも人気のあるものが多いので、同じアニメを日本語、ドイツ語の両方で見せるのもいいかなと思っています。
バイリンガルでどっちつかずにならないために
バイリンガルに育てるには親子共に努力が必要です。
日本語、現地語ともにバランスよく学ぶためには、言葉を話し出す2〜3歳ごろからなるべくたくさん両方の言語を聞く・話す機会を与えることが大事です。
また、小学校に上がる前に読み書きや簡単な計算などできるようになっておくと、小学校に上がってからが楽になると聞きます。これは海外でバイリンガルで育つ子供たちには尚更当てはまりますね。二言語で育つにはただでさえ脳の領域を多く使いますし・・。
子供が小学校に上がってからも授業の内容を素早く理解するため、また日本語、現地語共に順調に伸ばしていくために、未就学児のうちから準備しておきたいですね。もちろん日本に帰国することになっても、早いうちに読み書き、計算などができることはメリットだと思います。
日本の通信教育を使えば日本語を使いながら読み書き、計算などを学ぶことができて効率が良さそうなので、我が家では2歳の息子に通信教育を受けさせています。
→幼児向け通信教育についてはこちらの記事にまとめました。
まとめ
海外で育児中で、子供に日本語を教えるには子供への言葉のインプットを増やすことを意識しましょう。
我が家の2歳の息子は絵本の読み聞かせだけではなく、他の日本語を話す子供と遊ぶ機会を増やして見たら良い刺激を受けて、言葉を多く話し出すようになりましたよ。
海外で周りに日本人があまり住んでいない場合は、日本語でアニメを見る・感想を親子で話すことなども、子供が日本語を学ぶのにおすすめです。
また、バイリンガル育児を続けていくにあたって、小学校に上がる前に読み書き、計算などの力を付けておくことは後々の教育を楽にします。
日本から幼児向け通信教育を取り寄せるのもおすすめですよ。
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